1/144 HG GUNDAMSEED-26
アビスガンダム




「深遠」に潜みし者



 ガンダムの中でも、数少ない水陸両用機。
 まぁ、ストライクの時点で水中用MSに勝てる状態だから、「水陸両用」の能力にもあんま大きなメリットになりえないんだけども。
 冷静に考えれば、こいつの設定穴だらけなんだよなぁ…。
 出番の少ないブラストインパルスの、よりによって格闘武器(ビームジャベリン)でやられた、ある意味貴重な撃墜のされ方をしたガンダム。





 色がちまちま足りないのは仕方がないとはいえ…。
 不思議なのは、色分けが出来ていない上に、シールでの補完もなかったインパルスに比べ、こいつはシールでの補完がかなり充実してる事だ。
 胸のダクト部のシールなんて、他では付属してないだろう。
 プロポーションはそれなり。
 デッケェバインダーは見た目に反して結構軽い。
 中身スカスカだしなぁ。





 可動は、可もなく不可もなくといった所。
 良くも悪くも平均的。
 変形機構の関係上、つま先も可動するのが特徴と言えば特徴か。




MX-RQB516 ビームランス

 クリアパーツつき。
 フォビドゥンの時もそうだったんだけど、なんで長柄物の武器の長さが、こんなにも中途半端に短いんだろう。
 もう少し大胆に大きくしてもいいと思うんだけどなぁ。




M68 連装砲

 実弾式の連装砲。
 装備されている部分が微妙な武器その一。
 シンプルこの上ない外見だけど、しっかり銃口は穴が開いてますよ。




MA-X223E 3連装ビーム砲

 アビスのもっとも特徴的な武器。
 むやみやたらと撃ちまくってたイメージがあるなぁ。
 バインダー展開時は、結構迫力がある。




MA形態

 あえて下面を写さないのは、ちっぽけな優しさ。
 バインダーを閉じただけと言う、お手軽すぎる変形。
 もう少し脚が短くなると様になるかなぁ…。
 専用のスタンドがつく快挙を成し遂げたのは立派。
 なんでセイバーに付けなかったんだバンダイ。




M107 バラエーナ改2連装ビーム砲

 フリーダムのバラエーナのデュートリオンシステム対応型。
 取り付け位置が微妙な武器その二。
 左右の砲身は、それぞれ独立して、上下に可動。
 説明書にすら、射角の狭さを突っ込まれている悲しい武器でもある。





 間違い探し。
 ダウトが一箇所隠れているぞ。





 フルバースト。
 …といいつつも、真正面に向けて打てるのは「三連装ビーム砲」と「カリドゥス複相ビーム砲」の二つのみだったりする。あと、機関砲。
 バラエーナ改は、背面から上面にかけてしか射角が取れないし、連装砲は三連ビーム砲を正面に向けると、当然横に向いたままと言う…。



 バインダーが割りとグリグリ動くので、バインダーを使ったポーズを決めるのが結構楽しかったりする。
 それ以外はフツーのガンプラ。可もなく不可もなく。
 専用スタンドがついたことで、MA形態にもディスプレイとしての価値ができたことは、割と革命的なんじゃないかと思うなぁ。
 まぁ、後が続かなかったけど。



 で、こっからは蛇足なんだけど。
 このアビスガンダム。実は水中でPS装甲に対する有効な装備を持たない…というか、実質使用に耐えうる武装が「魚雷」「衝角」しかないんだよなぁ(連装砲の砲身は後部に向いてる)。
 あくまでも、水中ではビーム兵器が無効…って前提での話だけど(そこら辺あっさり設定がかわるのが種クオリティ…)。
 開発陣も、バラエーナなんて装備する前に「フォノン・メーザー砲」装備させとけよと。
 PS装甲にもダメージ通るし、水中でも威力落ちないんだから。
 射角が取れない上に、水中では使えないバラエーナよりも、そっちのほうがなんぼか役に立つと思うんだけどなぁ。