1/144 HG GUNDAMSEED-37
ムラサメ
(アンドリュー・バルトフェルド専用機)





空翔るトラ




 皆が大好き、オーブ国次期量産機「ムラサメ」が、ついにHGSEEDに登場だ!!
 「砂漠の虎」カラーでな
。  「砂漠の虎」専用ムラサメ。通称「トラサメ」
 なんだろう…。嬉しいはずなのにこの脱力感……。





 とりあえず、どうやったところで腕に干渉するシールドや、あからさまに邪魔なライフルなどはさておいて、スタイルは悪くないと思われ。
 色分けも、頭部が若干塗る部分が多いものの、わりとしっかり出来ているかと。
 もっとも、ウイングの黒はシール補完ではがれやすいので、塗装をお勧め。
 シールドは、Zガンダムっぽいのでこのままでも面白いかも(ホントは黄色のラインがはいる)。
 なお、付属品はいつものスタンド。





 マスクの出来に若干の不満。
 なんか黒ライン部が上すぎて、鼻の下が長い感じ。
 ヘルメットもなんかツルッとした印象なので、スミいれ位はすべきだったか…。





 可動は良好な部類。
 肘はいつも通り90度。首周りに襟がないので、首の可動はトップクラス。
 デザイン上スネが長いので、膝立ちは不可能…ながら、二重関節のおかげで正座近くまで曲げることが可能。
 腰も大きく回るのが嬉しいやね。
 とはいえ。
 シールドやウイング。その他いろんなものが干渉するのは仕方がないところ。
 股関節がハの字に開きにくいのがイタイね。
 あと、スネ側の可動部が挟み込み式なので、塗装派は注意。




72式改 ビームライフル「イカヅチ」

 とりあえず、大気圏内使用を前提とした航空機形態に、この大きさのライフルはどうだ。
 特にギミックは無し。
 関節が似たような色なんだから、そっちのランナーにしてくれよ。




70J式改 ビームサーベル

 M1アストレイのビームサーベルの改良型。  一本しか付属してないので、当然クリアパーツも一本。
 相変わらずの腰への固定方法。つまりは紛失注意




変形途中

 変形のために取り外すのは、両肩から先と頭部と両の脚。
 一番右のパーツを股間に取り付け、それに両足を取り付ける仕様。
 まともに変形するのは胸部のみ
 知ってるかい?それは「差し替え」じゃなくて「組み替え」って言うんだよ?




戦闘機形態

 さすがに、あれだけの組み換えをすればかなりフォルムは良好。
 うん、カッコいいんじゃない?





 横から。
 二箇所気になる部分が。
 前掛けの真ん中部分が、やけに突き出してるのが一つ。
 もう一つは、尾翼についてるビーム砲(灰色のやつ)。
 この角度だと自機に命中しそうなんだけど、いいのかなぁ…。





 ランディングギア展開。
 パーツが小さすぎて扱いに困る。
 スタンドも付属しているので、一度つけてしまえばもうつけないかも…。



















 この機体の、最大にして致命的な問題点は、これが「トラサメ」であることだろうなぁ。
 基本的な出来は、結構高め。
 ウリの戦闘機形態も、「変形」ではなく「組み換え」であることを許容できれば、それなりの出来。
 でも、「トラサメ」ってだけで皆敬遠するだろうし、実際問題としてこのカラーリングはありえない……
 これならトリコロールカラーで「キラ専用機」とかのほうが、まだ需要あるよ。
 当然、量産機カラーなら売り上げ三倍はいけるね。編隊組むために買う人もいるだろうし。
 普通は「量産機売れる→専用機出す」だよな。
 いつの間に「専用機出す→売れない→量産機出さない」の自爆コンボを決めるようになったのかね。
 たまに自虐的だな。バンダイは…。