1/144 HG GUNDAMSEED-43
105スローターダガー




殺戮の短剣


 久々に登場…というか、MSVではない本流のHGSEEDシリーズでは、初めて立体化された連合製量産型MS。
 いやー…久々なのはいいけど、スターゲイザーになってから随分と連合…というかファントムペインの機体が続くなぁ……。
 デスティニーで全然でなかった反動かしらん。






 箱を開けて、ランナー構成を見た瞬間大笑い。
 本体のランナーは「105ダガー」。エールはスローター表記だけど、構成的には「エールストライク」と全く同じ。
 それはつまりどういうことかというと、ここを見れば半分以上レビュー完了という驚愕の事実。嫌な予感はしていたけれど、まさか丸々流用してるとは…。
 最も、それが悪いことかといえばそういうわけではないのだけれど。
 ただ、レビューはやりにくいよねー。色以外同じものなんだし。
 カラーリングは、量産機に似つかわしくない渋い組み合わせ。
 色分けはほぼ完璧で、肩とバーニアとライフル。あとシールドの黄色の部分くらいでほぼ完璧なのではなかろーか。
 右肩後ろの赤がないのは、シールを紛失したから。
 風で飛んでったよ……('A`)
 ナンバーの入ったマーキングシールが付属。





 可動は、さすがに今のものと比べると酷な気がする。
 それでもバランスはいいので、エールを背負っても自立はしやすい。
 首周りの左右が思ったより自由なので、表情は付けやすいかな?
 股関節が外れやすいのと、足首の可動範囲が少し狭いのも変わらず。
 ヴェルデでは新設されていた股関節の可動部すら追加されていないので、やはり少し見劣りする感は否めないよねー。




MX703G ビームライフル

 名前は変わっても、形は変わらないビームライフル。
 ビームと実体弾を打ち分けることが出来る試作ビームライフルって書いてあるけど…。
 名前からは少し想像しにくいよねー。





 バキューン。




ES01 ビームサーベル

 形式番号は105ダガーと同じだけれど、実は細かくマイナーチェンジを繰り返されている、連合の標準型ビームサーベル。
 マイナーチェンジの影響なのか、ビームの色が赤から黄色へ。





 本体に装備しているものと、エールに装備されているもので、計4本ビームサーベルを装備しているスローターダガー。
 どうせなら、エール側には別の武装…もしくは実体剣でも装備させればいいのに。


















 完全に旧作の色替え商品なんだけれど、その分お値段も1,200円と良心的なお値段に抑えられているので、カラーリングが気に入った人や、エールダガーが欲しい人は買っても損はないのではなかろーか。
 ただし、色が違うとはいえ中身は全然変わってないので、最近の出来のいいガンプラを想像して買うと痛い目にあうので注意。
 個人的には、改めていじってみることで、105ダガーというキットのバランスのよさを再確認できた気がするんだけれど…。
 まぁ、良くも悪くも流用品なので、過剰な期待は禁物ということで。

 

 

余談
 「105スローターダガー」のスローター。
 ヤフー辞書によると……。


*slaugh・ter
[名][U]
1 食肉解体処理.
2 残酷な殺人, 虐殺, 大量殺戮(さつりく), 大虐殺.
3 [U][C]((略式))壊滅, 完敗.

━━[動](他)
1 〈家畜を〉解体処理する.
2 〈人を〉惨殺する, 虐殺する.
3 ((略式))…を完敗させる.
4 〈人・企業などを〉厳しく批判する, 酷評する.
[古ノルド語. 原義は「畜殺する」でSLAYと同系]


 「虐殺」はともかくとしても、「壊滅・完敗」て。
 そのまま日本語にすると「壊滅短剣」「完敗短剣」になるんですけど。
 種の三バカの機体名といい、デストロイといい、これといい…。
 連合は随分とネガティブなネーミングセンスの持ち主が多いなぁ……。